2015年に新卒採用でHILLTOPへ入社し、日本で暮らす夢が叶えられました。出身はアメリカ・東海岸にある、メイン州というのどかな田舎町です。大学はアメリカのウェントワース工科大学へ進み、工学を勉強していました。
そこで日本に興味持ったのは、大学生の時に見た大友克洋さんの『AKIRA』がきっかけです。「日本にはこんなクールなアーティストがいるのか!」と衝撃を受けました。
その後、短期留学を経て同志社大学大学院・理工学研究科に通学し、工学の勉強を面白く使っていきたいと思い、卒業後はHILLTOPに就職しました。
普段はプログラマーという立場でモノづくりに携わっています。
オーダーからいただいた製品をいかに早く、綺麗に作れるかという点に重きをおいて、初めて見る形状を今も形にしながら日々作業をしています。
HILLTOP Technology Laboratory, Incへアドバイザーとしての出向、海外からお客さまが来社された場合のアテンド、文書の英訳などを担当することもあります。
決め手となったのは、新卒向け会社説明会に来られていた社員さんの生き生きとした雰囲気です。
HILLTOPのその説明会に参加した際、お話をされていた社員さんが前向き、かつポジティブで活気があったんです。
年齢の若さももちろんですが、ベテランスタッフの方々もとても明るくて、若々しい印象でした。「こんな人たちと働いたら楽しいだろうな」と思ったことが、HILLTOPを志したきっかけですね。
実は就職活動を始める前に、授業の一環でHILLTOPの工場見学に参加したことがあったのですが、その時も「この会社は日本の一般企業とは違う」と肌で感じました。やるべき仕事は粛々とこなすけれども、社員同士は仲が良く、風通しも良さそうでした。日本企業はとても真面目な印象があったので、「日本にこんな企業があるんだ!」とビックリしました。固定概念が壊された感じがして…カルチャーショックでしたね。
あとは大学院生生活を経て関西の雰囲気が大好きになったので、この土地から離れたくないと思ったのも理由の一つです。僕はアメリカの田舎で静かにのんびりと育ったので、関西人のせっかちでおしゃべり好きな所がすごく魅力的に感じるんです(笑)
幼い頃から自分で物を作ったり、物の成り立ちについて考えることが好きだったので、製造業界は自分にも何か出来ることがあると思って入りました。特に心配していたところはなかったです。
それよりも、HILLTOPのように明るい雰囲気の中で働きたいという気持ちが強かったです。オフィスも綺麗だし社食もあるし…、特に心配するようなことはなかったですね。
HILLTOPはいわゆる日本企業の『ストイックに仕事をこなす』『過剰に真面目』というイメージとは異なる企業だと思っています。一人ひとりが真面目に仕事に取り組むけれど、私たちは社員同士のコミュニケーションや話しやすい雰囲気づくりをとても重要視しています。
じゃあグローバル企業っぽいのかと聞かれると、グローバル企業ほどのカジュアルさはないと思っています。
日本企業とグローバル企業の中間がHILLTOPなんだろうと思いますね。
僕は普段、京都本社2階のオフィスで業務を行っているんですが、ここにいると企業理念の『理解と寛容を以て人を育てる』という言葉をひしひしと感じるんです。
業務自体はすごくデジタルなことをやっているのに、オフィスはパーテーションや扉もなく人の声が飛び交っていて、人の温もりを感じる。デジタルと人間味が同居しているオフィスだなと思います。そのバランスがHILLTOPは絶妙なんですよね。
なので「HILLTOPで日本企業の社員として働いてみてどう感じますか?」という質問をいただきましたが、HILLTOPは日本企業でもなく、グローバル企業でもない独特の雰囲気を持つ企業なので、お答えしづらいですね…「バリバリの日本企業でもなく、バリバリのグローバル企業でもない企業を探していた僕にはピッタリの職場です」、とお答えしておきます(笑)
きちんと後輩を育てられる人間でありたいなと、10年後のことを考えています。「今、この人にとって何が一番必要なのか?どのようにサポートできるのか?」という気遣いが、今の僕だとまだ力不足だと感じています。
僕は会社の先輩である宮濵さんのことをすごく尊敬しているんです。
一番最初に教わった先輩って影響力が大きいと思うんですけど、それでいうと会社説明会も入社後の研修も、僕は宮濵さんに担当していただいたんですね。
製造技術的なことはもちろん、どのように社内外の人とコミュニケーションを取れば良いかなど、バックグラウンドが違う僕がどうやったらHILLTOPに馴染めるか、サポートしてくださったのが宮濵さんでした。
HILLTOPの企業理念である『理解と寛容をもって人を育てる』を体現しているのが宮濵さんだと思います。
なので僕も宮濵さんのように、製造技術的にも、社内生活の中でも、人をサポートできるような人間になっていたいです。